JAPAN OPEN2009
記録が物凄いことになっています
女子100m背泳ぎ、酒井選手の56秒15の世界新記録をはじめ、大会2日間を通して24個の日本新記録と、数々の高校・中学新記録が樹立されました
今回の大会では、昨年オリンピックでも話題となった高速水着をはじめ、各水着メーカーから新作水着が発表され、決勝は選手だけではなく水着メーカーもしのぎを削るレースとなり、軒並み日本新記録が連発していました
会場では常に日本新記録コールが鳴り響き、観客の感覚も次第に麻痺しはじめ、日本新記録が出なかった種目に関しては静寂を感じるほどでした
例年にないこの記録の更新は、水着による影響が確かにあり、しばらくはこの状況が続くことが予想されます。しかし、選手達に水着が浸透することで次第に減速していくことでしょう。
高速水着ばかりが注目される中、一部選手からは水着が手に入らないことへの不安や水着をあてにした声なども聞こえましたが、水着は「魔法」ではありません。今はしっかりと自分の泳ぎの技術を上げてほしいものです。
0.1秒の更新に何年もの歳月をかけて泳いできた私にとっては、自分の実力とは別に水着の素材で記録が短縮されることに違和感を覚えます。しかし、オリンピックを周期として時代とともに泳法が変化したように、水着の技術革新によって変化してゆき、今後も高速化へと進んでいくのでしょう。
今大会では若手選手の活躍が目立ち、水泳界においても頼もしい材料となりまた。4月の日本選手権、今から楽しみです
山田 香
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2009年2月24日 | コメント/トラックバック(1) |
カテゴリー:選手