京都のお話!~一条戻り橋編~(岩槻支店)
みなさん、こんにちは
みなさん、京都にある一条戻り橋という橋は、ご存知ですか???
一条通りの堀川にかけられた橋なんです。
嫁入り前の娘やその家族などは、嫁に出た娘が実家に戻ってくることがないよう、
戻橋には近づかないという慣習があるそうです。
この一条戻り橋の名前の由来は、
平安時代にいた浄蔵(じょうぞう)という者のもとへ、父親が危篤だと知らせがくるのです。
急いで向かった浄蔵でしたが、橋にさしかかった所で葬列に出会い、
間に合わなかったことに気付きました。
その時、浄蔵はもう一度父親に会いたいと一心に祈ったそうです。
すると、法力が届き、父親が一時的にこの世に戻ることが許されたのです。
このことから、土御門橋と呼ばれていた橋が
戻り橋と呼ばれるようになりました。
ちなみに、この浄蔵という者は修験道を極めた者で、五重塔が傾いたのを
法力でもとに戻したという伝説をもっているんです!!!!
※修験道とは、山へ籠もって厳しい修行を行うことにより、
悟りを得ることを目的としたものです。
この話を聞いて、人を思う力はとても凄いなと思いました。
一条戻り橋(旧一條戻り橋)
米田 誼
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2015年9月1日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:岩槻