百人一首(岩槻店)
こんにちは
今日は百人一首について書きたいと思います。
平安時代の末期頃から、歌人の藤原定家が選定し、
百人分の和歌を集めた百人一首。
カルタや坊主めくりなどでもおなじみですね。
情景や日常を歌うものもありますが、実は約半分の歌が恋の
歌だとご存知ですか?
逢いたいのに逢えない。相手の言葉に一喜一憂してしまう。
そんな、現代でも共感できてしまうような和歌がたくさん
あります。
私が通っていた中学校は百人一首大会が毎年行われていて、
百人一首を覚える授業がありました。
現在は、忘れてしまったものもありますが、2つほど私の好きな
和歌をご紹介したいと思います。
わびぬればいまはた同じ難波なる
みをつくしても逢はむとぞ思ふ 元良親王
逢うこともできず、想いわずらっているくらいなら、
いっそのこと何もかも投げ出して、あなたに逢いに
行ってしまおうかな。
瀬を早み岩にせかるる滝川の
われても末にあはむとぞ思ふ 崇徳院
どんなに邪魔が入っても、私たちはひとつになる
運命なんだよ。
あなたとの仲が裂かれても、いつかきっと一緒に
なれる。
平安時代に生きていても、平成の世に生きていても、
恋に悩む人たちの想いはあまり変わらないようですね。
年末年始、百人一首で遊んでみるのはいかがですか?
岩槻店 湯本
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2015年12月3日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:岩槻