神戸の春の風物詩(元住吉店)
昨日、実家の母親から「いかなごが出来たよ~。」と連絡がありました
みなさん、「いかなごのくぎ煮」は、ご存知でしょうか
もともと阪神・淡路地域を中心につくられている家庭料理で、いかなご漁が解禁になる春先では、
町のあちこちでいかなごを炊く醤油の香りがしてくるくらいなんです。
「いかなごの香りがするとそろそろ春がやってくる」といわれるほど、神戸の春の風物詩となっています。
いかなごのくぎ煮とは、生の新子(シンコ)を醤油・砂糖(実家ではざらめ)・生姜で煮詰めたもので、
できあがりが折れた釘のように見えるためこう呼ばれているそうです。
くぎ煮において何よりも重要なものは鮮度で、
折れ曲がるのは、新鮮ないかなごの身が瞬間的に引き締まった証拠だそうです。
素材の鮮度が良いほど、腹が割れたり、頭が欠けたりすることもなく、きれいな曲線に仕上がります。
潮の流れが速い明石海峡の海にもまれ、イキの良い身の引き締まったいかなごは、味良く食感も良いので、
炊き立てのご飯と一緒に食べると、とっても食がすすみ、ついつい食べ過ぎてしまうくらいです
身が崩れないように1回に1キロずつ炊いていくのですが、毎年、鮮度炊く量は半端なく、遠方の親戚へ送ることも盛んなんです。
神戸のスーパー等では解禁日ごろから“いかなごセット”を販売し、調味料の醤油やざらめの他に、大きな鍋や保存用のタッパーもあるほど・・・。
私にも来週あたり、届くころです・・・たのしみです
皆さんも機会があればぜひ、食してみてください
神戸出身の竹内でした。
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2014年3月8日 | コメント/トラックバック(0) |